Netherland Day77

爆睡から目覚めたのは8時ごろ。12時間近く寝てしまったが万全に回復。9時からチーズ作りをするそうだ。

 


ここの牧場は色々アメイジング!まだ就農2年目で牛は搾乳牛が4頭(平均年齢9歳のおばあちゃん牛群)、子牛が4頭、少々の鶏、ベリーやヘーゼルナッツ、桃などの果樹は昨年植えたばかり、ロバが3頭アニマルセラピー用に飼っている。そしてなんと以前のオーナーは機械庫として使っていた倉庫を改造し、ミルクプラントを自分で作っているのである!デンマークでオーガニックに感化され、スイスで小規模に感化され、ついにここまで来た!思っていた形をこの農場は実現しているのだ!プラントには、バルクの他、パスチャライザー兼チーズやヨーグルトを作る容器としても活躍する350リットルタンク一つにバターチャーン、クリームセパレーター、瓶の滅菌装置、乾燥器、チーズ作り用の小道具などなどが置いてあり、Wilko曰く、家庭と産業の中間規模だね笑と言っていた。そう、このくらいがベストなのです。これからは。彼は瓶詰め牛乳、ゴーダとハロウミチーズ、ヨーグルト、バター、サワーミルクなどを週に何回かに分けて作っている。そしてラッキーなことに2週間に一度しか作らないゴーダを作る日に当たったのである。

 


パスチャライズとカルチャーを入れるところ、レンネット(植物性)を入れるところは入れるだけ&待ち時間なので、Robotとムスリに入れてみるというベリーのリーフ摘みをしてコーヒーブレイクを挟んでから、いざカード作りである。加工室に行くと既にカッティングは終わっており、その後カードのパーツが凝集してくるまで混ぜる、という作業。パスチャライザーの羽根つきモーターはいささか早いらしく、ここは手作業でやるとのこと。1時間くらいWilkoとランチ休憩を交互にとりながら混ぜた後、ざるでカードをすくって水の中へ一度落とし、それをもう一度ざるですくって型に入れる作業をした。そして圧縮してホエイ抜き。なんと車のジャッキと木の板で均等に圧力をかける。何時間おきかに反転しつつ、ホエイを抜いて水分を調節する。

 


昼過ぎにRobotが目の前にあるネイチャーセンターを案内してくれた。驚いたことにこの森はヨーロッパバッファローやタウラス(野生牛)の生息地で、運が良ければ見られるとのこと。いずれ自転車でちょっと出かけさせてもらおう!

 


夕方から、苗木屋かつ消費者でもある人のところへいくらか果物を収穫しにいくというのでついていく。とっても広い、広すぎる庭に何十種類もの果樹が植えられており、一瞬ここは楽園なのではないだろうかとさえ思った。リンゴ、梨、桃、ナッツ類、栗もあった。もちろん野菜もちらほらあるが、収穫するのが大変だそうで好きに持って行っていい感じ。ということで、プラムっぽい果物と、ヘーゼルナッツ、梨、リンゴを手の届く限り拝借することに。やはり収穫作業は楽しいが、自然のまま、特に果樹は虫の被害を受けやすいと感じた。

 


たんまりと収穫を終え、家に帰るとDebbinaが夕食を作ってくれていた。トルティーヤと豆のトマト煮、ハロウミチーズのステーキ、サワークリーム、などを上にのせてラップして食べる。カチョカバロもそうだが、ハロウミは熱を通しても溶けず、さらに美味しくなる。食後にはプラムとバナナが入ったヨーグルトを。

 


チーズを塩水のバスタブに浸けてから、RobotにFurbo(ワットロイラー、犬、雄)の散歩に誘われて出かけることに。森の中にしばしば小さいおっさん…もとい、小人の形をした妖精さんを見かけたが、夜見ると少し怖かった。30分ほど散歩をして家に戻ると21時を過ぎていた。そんな感じ夜も更けていく。

 

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