Netherland Day78

7時半頃目覚めてシャワーを浴びる。サワーミルクにシリアルを入れたやつを食べる。今日は9時から飲むようの牛乳のパスチャライズと、一部をクリームとスキムミルクに分けて瓶詰めするようなので見学することに。

 


はじめに搾りたて牛乳をバルクからパスチャライザーに移し、一部を汲み直してクリームを分けるセパレータにかける。セパレータにホームサイズのものがあったなんて知らなかった!季節や牛の種類や餌によって異なる乳脂肪率は、何%かをクリームと分離してスキムミルクにしてから、もとの生乳と混ぜればコントロールすることが可能。ここではクリームは2週間に一度バターにするみたい。

分離して乳脂肪率を整えた後、殺菌。パスチャライザーは昨日チーズ作りで使ったやつで、63℃30分殺菌である。待っている間に昨日使ったチーズの型を洗ったりした。

 


殺菌が完了すると、まだ熱いうちに瓶詰め。ゴミにならないから瓶は環境に良いよなぁと思った。ただ、安定して買ってくれる消費者でないとリサイクルは難しいだろうし、それが面倒だからパックになったんだろうし。ただ、牛乳が瓶に入っているのはやはりいい。終わった後パスチャライザーを大雑把に洗って、コーヒーブレイクを挟んだが、クリームと分けた時に作られた泡を入れたらスタバのラテみたいになってテンションが上がった。(スタバとか行かないけどね。)

 


Robotが牛乳やサワーミルクを消費者のもとへ配達しに行くと言うのでついていくことに。はじめは地域の公民館を含めたレストランみたいなところ。もう一箇所は車で45分くらい走った先の、風車付きのピザ屋兼ローカルショップだった。オーナーさんが、風車の中見ていく?といって見せてくれることに。私は全然知らなかったが、風力を使って小麦を粉にするのね。日本の水車みたい。風車とその中身である小麦を挽く機械は、全てレンガと木材で作られており、150年間現役で、おっちゃんが2人働いていた。内部は5階建になっており、上の構造は木の歯車が噛み合って臼を挽くようにできていた。中は広く、ここに住むことだってできそうである。

 


思いがけない経験をさせてもらい、良い気分で農場に帰る。帰り道、Robotとインドの話になったが、彼も1年近くインドへ滞在していた経歴があるらしく、ヒンドゥーも習っているらしい。私も一度は行ってみたい。帰るとランチにいつものようにパンと塗るものとチーズなどに加え、ミントティーを飲んだ。

 


午後からは昨日収穫したプラム?を加工する作業。種や傷んだ所を除き、フードプロセッサーにかけて薄く伸ばし、それを乾燥機に入れる。つまりはドライフルーツのシートを作るようである。これもムスリの材料の一部になる。まだ就農して2年目で、チーズやベリーやいろんなことをチャレンジしては失敗の繰り返しのようで、でもこうして一つ一つものにしていくんだなぁと思うととっても新鮮である。

 


その後はトラクター作業があるからと休憩をもらった。本を読んだり調べ物をして過ごし、そのままいろんな人が出入りしたりなんやかんやで夕食へ。トマトとサワークリームのスープ、クスクスと野菜のドライカレーだった。その後何故だかプチ折り紙教室を行い、鶴の折り方を教えた。牛舎に行くと、乳房炎の牛を搾乳していたので見守ったり(移動式のバケットミルカー)しながら過ごし、部屋に戻った。

 

f:id:N5-phage:20190822040318j:image
f:id:N5-phage:20190822040303j:image
f:id:N5-phage:20190822040324j:image
f:id:N5-phage:20190822040314j:image
f:id:N5-phage:20190822040311j:image
f:id:N5-phage:20190822040308j:image