END Day108

何時間ベンチで座って目を瞑ってい他のだろうか。5時頃になると、空港内の店も開き始め、スーパーに行ってレンチンできるパスタを買って食べた。7時頃に一度、チェックインカウンターの電子掲示板を見ながら私のフライトは何番かを見た。もうiPhoneのバッテリーはほぼ残っておらず、それで時間を潰すことはできない。9時50分から受付開始なので、さらに待つことになった。

 


スターバックスに行ってコーヒを買う。ゆっくり飲む。空港内をうろついたり、なるべく時間を潰す。ようやく時間になりチェックインカウンターに並び、荷物を預けた。そしてやっとゲート前に行けることになる。こっち側にこれば、コンセントや充電スペースも、違うお土産屋さんやレストランなどもあるのだ。すぐさま充電した。それから余った30ユーロどうしようかなと考えつつ、結局ここでは使わなかった。

 


12時少し前にヘルシンキへのフライト。さぁ、いよいよ帰るのだ。日本人もちらほら見える。同じ目的地だろう。2時間のフライトは眠れずともすぐさま過ぎ、ヘルシンキへ到着。トイレに猛烈に行きたかったのに、こういう時に限ってバス送迎である。

 


空港で適当に時間を過ごした後、17時のセントレア行きのフライト。ようやく字幕の出る映画が見れた。アラジンや半生活など4本見たら、寝ないまま名古屋到着。目の奥が疲れきって頭痛がした。

 


再びバス送迎。日本はとても蒸し暑いと感じた。

 


リムジンバスで藤が丘、そっからタクシーで自宅へ。もうそっからは気力で帰った。

 


自宅へ帰ってきた。私の旅は終わった。これが現実である。今までのは夢だったんじゃないか、と思うほど遠い昔のように感じた。

 


さぁ、これから。

就活もしなくてはならないし、卒論も旅に出る前のままで止まっている。それらに取り組んだら、もうあっという間に残りの学生生活は終わっていくだろう。でもこれからどこに行くにしろ、どんな仕事をするにしろ、自分のやりたいことをブレずに追うことができると思う。この旅で出会った仲間や思い出が背中を押してくれるから。まずは置かれた場所で頑張ってみよう。一つずつ中身の詰まったずっしりと重い箱を積み上げていこう。そして自分の夢を叶えたあかつきには、自分のしてもらったことを若い人たちに返したい。それが恩としてできることだと思う。

 


またいつか旅に出る日まで。

とりあえず、お疲れ様でした。