Netherland Day79

オランダは朝の気温が気持ちいいので午前中の作業が始まる前に、1時間ほど森に出かけみた。いいウォーキングになったのだが、膝が痛くなった…。

 


午前中は枯れかけたベリーの木々の除草と枯れたものを取り除く作業。2年前に植えられた苗木たちは去年の異常気象の乾燥でことごとくやられ、七割は死んだと言ってもいいだろう。定植してから根をはるまでの1番大事な時期が厳しかったのだ。それらを見極めながら抜いたり、スパイキーな雑草を抜いたりしながらRobotと雑談。彼がインドやマダガスカルに滞在した話や、オランダを出てそういう国に住みたいということ等など。ヨーロッパ圏は人口密度は低いものの、人々の関わりが薄いと。アフリカやインドは大家族で近所付き合いも深いと。トンガもそうだったよなぁ。日本もまだ田舎に行けばそういう所あるかも。けど、1人の時間も欲しい私にはちと厳しいかなぁと思った。コーヒーブレイクにWilcoが人数分のカップとビスケットを持って圃場にやってきた。キャップから熱いコーヒーが飛び出し、舌を火傷した。とほほ。話はヨーロッパバッファローが見たいということからbullの話へ。オランダでも自然交配はあまり行われておらず、AIがメインで、Bioの農家はETは勿論、判別精液は使えないっぽい。さらに、オランダでは肉牛生産は母ホルスタイン、ストローベルジアンブルーのF1が人気らしい。所変われば…という感じもするが、日本でET、判別使わずやってる酪農家なんて少数だよなぁ。

 


Wilcoが牛乳の配達に自転車で出かけて帰ってきてから、いつものようにパンとチーズで昼ごはん。その後16時までメールしたりなどのマストワークをして過ごした。

 


16時から、この前とってきたナシをサイコロ状に刻み、ムスリの材料の一部としてドライフルーツにする。昨日のプラムはいい感じになっており、フルーツジャーキーと呼ぶのがいいだろうか、味も噛むほどに酸っぱさと甘さがこみ上げてきて、これだけでも売れるのではないかと思ったほどだ。作業後時間があったのでロバと戯れる。馬はカッコいいイメージだけど、ロバの方が面白いかも。とにかく耳がうさぎ並みにデカイ。ここの牧場のロバは体が普通のより倍デカく、乗れるらしい。そしてだいぶ粗食でいいらしい。怒った時蹴らずに縮こまる。インドの使役ロバを見せてもらったけど、体の5倍くらいある荷物運んでたっけな…相当タフ。うーん、愛らしいじゃないか。

 


夕飯を待つ。今日はサラダとソーセージ、じゃがいもだった。デザートにクリームとオークの粉を混ぜたやつ。おお、100%動物性脂肪のクリームなんて買ったことないぞ!濃厚でした。後、RobotとFaboの散歩に出かけた。牧場のすぐ後ろには広大な森が広がっており、半野生のバッファロー、タウラスと言う名の牛、馬が放牧されている。途中、上裸のおっさんとすれ違ったり、多頭飼いのゴールデンレトリバーに吠えられながら歩くこと30分、拓けた土地に出る。電牧が張られているが、チャリも歩行者も通行可能で、馬とタウラス雄を発見。Faboが吠えると危険なので接近は断念したが、タウラスの迫力。絶滅したオーロックスを復元するため、スペインの闘牛やその他いくつかの品種を掛け合わせているらしい。満足して、森を小一周するように歩き家に戻った。帰り道は超巨大なイチゴ苗農園があり、6、7haくらいあった気がする。どうやって収穫するんだろ、と思っていたが、どうやら苗だけの販売らしい。オランダのイメージは生産性を求める農業って感じだからなぁ。

 

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