Belgie→Netherland Day76

ベンチでうとうとし始めて1時間くらい。時刻は深夜1時半を回った頃、ガードマンに起こされ、2時から4時まで駅は閉めると告げられる。えーっ、そんなぁ。ここ首都の中央駅なのに、そんなことってある?しかし仕方なく言うことに従い外に出た。外は寒く、ライトダウンを着てちょうどいいくらいだった。はじめはすぐ傍のベンチに座っていたが、なんだか便所の臭いがしたので(多分酔っ払いが催したのかもしれない)場所を変え、違う方の入り口には誰もいなかったので、バックパックを下敷きにどっかりと腰掛けた。このまま頑張って2時間過ごすしかないか…。昨日からモバイルバッテリーは故障しているみたいで充電できないため、今のiPhoneの電気が消えると色々困るので節約したかった。うとうとして過ごすも硬いアスファルトで寝られるわけもなく、暇を持て余してしまった。ほかに思いつかなかったので、電子辞書の付録の現代小説を読むことに。芥川龍之介羅生門が目に留まったので読むと、なんだか少し今の状況と重なる部分があり複雑だった。ふと顔をあげると、男性が1人立っていて話しかけてきた。駅締め出されちゃったのかー、というか話題に始まり、どっから来たのとかブリュッセルのこととか、終いにはカフェに行こうと誘われたので、あーこれはいかんなと断った。連絡先を知りたいと言われたが、あえて違う電話番号を書いた。色々面倒くさくなった。4時までなんとか乗り切り、もう駅が開くからと別れを告げた。結局オールか…。後1時間半乗り切るために持っていたものを食べて過ごしたが、トイレは何故か6時から22時までと謎の営業時間だったので我慢するしかなかった。

 


ようやく電車の時間になり、まだ人があまり乗っていないロッテルダム行きの電車に乗る。約2時間で到着し、アムステルダム行きに乗り換え。その後間髪を入れずにEindhoven行きの電車に乗る。ここからバスに乗り、Uvenという街まで行くのだが、駅から出口に出る改札をユーレイルパスでは通れず、駅員を待つ羽目に。またバスはバス内でお金を払うことができないのを知らず、チケットをあらかじめ買うことが必須だったため、一本逃し、ホストに少し迷惑をかけてしまった…。

 


しかしなんとかUvenに到着。今回はオランダの農場Boer in Natturでお世話になる。自然保護区内にあり、ネイチャーセンターも目の前にあって、自転車乗りの人がツーリズムでよく走っているような、非常に良い場所であった。少し休憩した後、お昼を食べて、牧場内を一通り見学。そしてオーナーであるWilkoはオリジナルのムスリ(いわゆるシリアル)作りに励んでいるらしく、自分が収穫したオーツ麦やバーレイと色々なドライフルーツ等を混ぜるみたいで、りんごを細かく切って乾燥させる加工をした。

 


Debbinaはコンパニオンアニマルの獣医師で緊急外来をしているらしく、月曜日は帰ってこないため、Wilkoと彼の7歳の息子と3人で夕ご飯。米とビーガンソーセージとマッシュルームを焼いたやつ、ブロッコリーに自家製ゴーダチーズと美味しくいただいた。前の牧場もそうであったが、オーガニックを意識する人たちは肉の消費量を減らしつつあり、ベジタリアンの人も少なくなくなってきているという印象を受けた。20時くらいになって、私も眠さMaxだったのでベットにつくとあっという間に寝れた。

 

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