Finland & Iceland Day33

朝5時、朦朧としながら空港のベンチにて起床。気がつけば周りには数人のバックパッカーたちが雑魚寝していた。アイスランド行きのフライトまでの時間、今日一日何をしようかと計画を立てる。とりあえず、電車でヘルシンキ中央駅まで行くか…。ユーレイルパスがあるので何も考えず、ふらっと中央駅行きの電車に乗った。

 


到着してまずは重い荷物をコインロッカーに入れ身軽になった。またどうしてもトイレに行きたくなったが、あたりを見渡しても見つからず、地下に行ったりうろうろしたらやっと見つかったものの、ドアの開け方はキオスクに聞いてくださいと書いてあった。え、どういうこと?勇気を出してキオスクのおばちゃんに、トイレ行きたいんけど…と尋ねると、この店の後ろにあるわと別のトイレを教えてもらった。とんだ騒動であった。

 


建築にも宗教にもまるで詳しくないが、歩いていける距離とのことで、王道のスポットに。朝はまだ早くひとが閑散としている。そして寒い。12度。7月になったというのにさすが北欧である。もう少し行くと、港周りにマーケットが開かれているというので行ってみることに。フィンランドらしいお土産や朝市のような青果市、屋台が並ぶ。店もぽつぽつ開店し始め、ぐるっと周りながら遠目で見たりしていると、ニットのお店があって、トナカイ柄をあしらった帽子や靴下、カーディガンが出ていて、思わず見入ってしまった。そして紺のニット帽を買ってしまった!手編みで一点ものと言われたらそりゃあね。

 


あと、サーモンクリームスープを食べた。最初お店に行った時はまだできていないといわれ、15分後にもう一度行ったら提供してくれた。美味しくないわけがない。鮭とラズベリーが沢山あるなんて素敵な国だ、ここは。

 


目的地もなく街を歩きながら、ネットでおススメを調べつつ行ってみると、開店してなかったり、遠すぎたりで結局、駅から徒歩30分圏内を歩きながらウィンドウショッピングをする感じ。と言っても何も買ってないが。あと、スーパーマーケットはやはり面白く、つい時間が過ぎてしまう。アイスランドに行ったら物価が高いというので、シリアルやインスタントスープなど、保存できるものはここで買った。そしてお惣菜売り場で、鮭のパスタを買ってしまう。これはランチにと、歩いて見つかった公園で食べた。

 


そうこうしていたらいい時間になり、中央駅へ戻り、ロッカーを開けようとするもカギが見当たらず焦った。よくよくカバンを覗けばあったのでセーフ…。まだ時間があるので急ぐ必要はないのだが、あと1分で空港行きの電車が出てしまうことがわかり、ダッシュするものの間に合わず。10分に1本あるなら焦らなくてもいいんだけどね、つい。隣には長距離列車のサンタクロースエクスプレスが停まっていた。あー、行きたかったな、ラップランド。トナカイ牧場とハスキーと、サンタさんに会いに…。けどツアーが人数足らずで申し込めなかったので、神様が今回はやめろと言っていたに違いない。今度は冬に、オーロラを目的に是非来ようと思った。

 


電車の中でうとうとしていたら、何を思ったのか空港の1つ手前の駅で降りてしまい、10分ほどまたロス…。疲れているのか、私。

 


チェックインは結構混んでいて、というか前の人がトラブって窓口が1つしか動いていない状態だったので、かなり並んだ。それを済ませた後、ゲートまでお土産屋を見たりして、搭乗を待った。

 


18時20分テイクオフだったはずなのに、遅れて19時発に。フィンランドデンマークより1時間早いが、アイスランドフィンランドより2時間遅いので、昨日から時差があっちゃこっちゃしている。まあ、今はどこも北欧だと日が長いのであんまり太陽が参考にならないのだが、今日は26時間という長い1日だ。

 


アイスランド到着。飛行機の窓から見える景色は今までにないもので、平らで何もなかった。荷物受け取りの後、レイキャビク行きのバスへ。記載より値段が高かったが、まぁ仕方ない。予約しておけば良かったと少し後悔。バスで45分ほどで市内に到着。多くの旅行者はそこからマイクロに乗り換えてホテルまで送迎という感じだが、私は歩くことにした。同じようなドイツ人の女性と話しながら、彼女は馬の世話で2ヶ月ほどアイスランドに滞在するそうで、今までの旅路のことなどを話した。途中で別れ、40分ほど4kmを黙々と歩く。普通ならなんともないのに、荷物が重いと歩みが遅くなる。しかも、なぜだが歩道が複雑で、車両道路から離れたり近寄ったりしながら、反対側へも渡りにくい。途中自転車のおっさんや、単車の若者に冷やかされながら、やっとのことでホステル到着。しかも、このホステルは無人で、受付の人などはなく旅行者が全て自分でやる感じ。なんだか新しいスタイルで、注文の多い料理店みたいだなと思った。

 


時刻は23時をまわったので、寝ることに。とても長い一日だった。

 

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