Iceland Day34

デンマークが農業の国なら、フィンランド林業の国であり、アイスランドは漁業の国であった。車窓からの景色を見ると、この国の人たちは一体何で生計を立てているんだろう…?夏はとんでもなく短いし。調べてみると人口34万人、国民は英語とデンマーク語の教育を受けており、トライリンガル。サーモンやタラなどの漁業やアルミニウム鉱が盛んらしい。北欧はちゃんと第一産業が国を支える産業として残っているし、何より人口が少ない。

 


今日はホエールウォッチングとパフィンの見学ツアーに参加するのだが、朝から1日雨で憂鬱。そして寒い。9時にホステル前ピックアップ予定だが、20分過ぎても来ない場合は連絡せよと書いてある。と言っても私は電話は使えず、やり取りはMessagerの電話を主に利用しているので、連絡手段が無いわけだが。23分に迎えのワゴンが来た。私しか乗車しておらず、私一人のために車を出してくれたらしい。港まで車で15分程度。ツアー会社の前で降ろされ、手続きを済ませて船に乗る。3人の北欧っぽい女性が前にいて、その人たちが分厚い海用のつなぎを着るところだったので、私も真似した。Sサイズでちょうどいいなんて!感動。

 


雨が降りしきる中、出航。波は穏やかではなく、少し酔いそうになった。寒いが外で風を感じれば、少しはマシになるので、ずっと外にいた。20分ほどで沖に出て、海鳥やパフィンたちが飛びまわっているところまで来た。しばらく何もなく、そりゃそうだよ、常にクジラに会えるなんて思っちゃいけないよな…と思い始めた頃、観光客の1人が指をさし何か叫んだ。と、指の先にはイルカより少し大きいくらいのクジラか何か黒いものの背びれが見えた。一回息つぎに水面へ出ると潜ってしまうため、数分は現れない。すると、船突に座っていたガイドのお兄さんが10時の方向に見えます。と言うと、乗っている観光客がそっちの方に集まる…ということが何度かあった。ポイントを変えつつ、2、3回そのクジラっぽくない小ぶりのクジラを見たあと、イルカにも二頭出会った。彼らは船をあまり恐れておらず、ゆうゆうと船の近くを泳いで行った。小ぶりクジラはシャイだと、ガイドさんが何回も言っていた。

 


感動は感動なのだが、昨日からの疲れと、船酔いと、ほかの観光客の我もの見たさに萎えてしまった部分があり、かつ船が大きく揺れ雨があったので、スマホを海に落とす可能性があり写真が撮れなかった。また、つなぎを脱ごうと思い、下の階に行くために降りようとするも、甲板が滑り、階段から転げ落ちた。下にいた、最初に乗り合わせた女性3人組が心配してくれ、席を譲ってくれた。なんだか悲しい気持ちになった…。2時間ほどで本土に帰った。見れない日もあるわけだから、小クジラもイルカも見れたんだから、それなりに満足した。7月の今頃にトンガに集まってるんだよね、クジラは。

 


次はパフィンツアー。正直、さっきのホエールウォッチングでかなりのパフィンが飛んだり泳いでたりしていたし、もう満足だったのだが、お金も勿体無いと思ってしまうので、ちゃんと参加。ガイドのお姉さんがとても美人だった…という印象が1番強い。さっきより小ぶりの船に乗り、船内の窓からでも外を見れるのでありがたかった。崖のところにパフィンが集まっているところなど見れてよかった。 

 

小1時間ほどでツアーは終了。宿までの送迎もしてくれるというので、レイキャビクをの街をうろつくのは諦め、宿に戻る。管理スタッフがドアを開けてくれた。というか人いたんだ、という驚き。少し休憩した後、地元民が行くスーパーへ行き、5日間分の食材を購入。せっかくアイスランドへ来たのだから、らしいものも食べようと思い、スキールや黒パン、奮発して鮭を買った。1人用なのは無く、大きいサイズなのが残念であるが…。会計4900円。高!!1日1000円と考えれば、外食と比べればまあこんなもんかな。サーモンが3000円近くしたしなぁ。

久しく魚を食べてないので、ここで英気を養う。

 

宿に帰り、色々調べものしたりしてたら寝落ちしていた。ご飯も食べず…、シャワーも浴びず…。やれやれである?

 

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