Iceland Day35

昨日は寝落ちしたので6時頃に起きてシャワーを浴び、朝食や昼のサンドイッチを作ってみた。昨日、鮭を大量買いしたので、バターで焼いて間に玉ねぎ。チーズとサラミ、ほぐした鮭をクリームチーズで和え、黒パンで挟む。なかなか豪勢じゃないかしら。朝はもりもり食べて、今日のツアーのピックアップを待つ。予定通りツアーの車に迎えに来てもらい、人が結構いたので驚いた。

 


30分ほどかけてアイスランディックホースの牧場へ到着。説明もあまりないまま、一緒に乗り合わせた客の塊の一部になって、話を聞いたりヘルメットを合わせたりしていると、スタッフのお姉さんから名前を呼ばれ、あなたは違うツアーだからこっち、と別のグループに入った。感じのいいおばさまたちが6人ほど。長距離乗馬のグループであり、私以外経験者だった。乗馬歴はどれくらい?と聞かれたので、人生で3回目くらい。と答えると、バスの運転手かつ経営者らしき人がやってきて、今日は経験者ばかりだし君は初心者だから、違うツアーに入らないかと言われた。うぇー、なんなんこの状況。ホームページには初心者はダメとは書いてなかったぞ。でも確かに、5時間乗馬はきついかもな…、と考え直し、ハイと答えた。午前中は乗馬、午後はハイキングね、となり、少人数の2時間ほど乗馬するグループに入れられる。あまり説明も受けないままに、というかもう終わっちゃって、いざもうすぐ出発という時に飛び入り参加したものだから、担当者もそこらへんの馬を選び連れてきて、あなたが乗る馬よと手綱を渡された。白馬のアイスランディックホースで、こいつ乗せるのめんどくさいなぁ…という顔をしていた。

 


アイスランディックホースはそれほど大きくなく、道産子よりは大きいかな、なので踏み台がなくても乗れる。思へば手綱を引いてくれる人なしで、一人で一頭の馬を乗りまわすのは初めてかも。最後尾につけて一列になって道路脇の道から、遊歩道に入る。白馬の彼は前の人と距離をあけてしまいがちで、だからといってせかすわけでもなく、またガイドが案内で停まると、いつも脇道の草を食いたがった。とはいえ、客よりも馬たちの方が分かっているので、前の馬が走り出すと、乗っている人の指示が疎かだろうが、ちゃんと一列になって走ってくれるので、馬はやはり賢い。また走ると上下に激しく揺られ、落馬しそうになるが、手綱を短く持ち、マジで落ちそうな時は鞍を持ち、最後らへんではちゃんと慣れることができた。本当に馬は楽しい。そのバックグラウンドには日々の世話と調教があってこそだとは重々承知だが、奥深いものであることは間違いない。

 


アイスランドの草原を歩いたり、川を渡ったり、時折硫黄臭がする中を2時間ほど散歩して、楽しい時間はあっという間に過ぎた。帰ると、経営者らしきおじさんが待っててくれており、5000クローヌルをペイバックしてくれたのと、軽食コーナーに連れて行ってくれた。しかし、ハイキングとはいえ、どこに誰と、どのくらい歩くのか何にも聞いてないぞ!?どうすればいいの?と聞いたら、そこにいる彼女も同じツアーだからと1人座っていた髪の黒い女性を指差した。彼女が一緒に食べようと誘ってくれ、話ししていると、年は同い年でスウェーデンから来たらしい。名前はアナ。一人でアイスランドに来ているらしく、話は合った。ただ、英語がネイティブ並みに早いので大変である。

 


食べ終わってしばらく待っていると、超小柄なガイドスタッフが来てくれた。彼女はドイツ人で夏の間働いているらしい。と、初日あった人と同じ感じか…。ハイキングツアーはアナと私の2人だけ。私が飛び入り参加しなかったら、彼女1人だったという…。車に乗って15分ほどで登る山というか丘に到着。結構観光客がいた。湯気が吹き出ているところもしばしばで、流れる川は温かいらしい。ガイドとアナが終始話していたが、私は写真を撮るのに夢中だった。苔と少しの草と、火山岩がむき出しの表面。これぞ、アイスランド

 


30分くらい斜面を登ると、温泉地っぽくなっている小川にたどり着いた。かなりの人が水着を着て温泉につかっており、楽しんでいた。着替えるところはただの木の板があるだけだったが、別に誰も気にしちゃいない。シャワーばかりなので久しぶりのお湯に浸かり、といっても川なので入ると苔や砂利が浮き上がるのだが笑。

 


帰り道はちっこい羊を何頭か見かけた。こんなところに放牧。過酷な環境である。しかしここはウールの生産が盛ん。ラムもよく食べられる。下り道なので行きよりも早く帰ってこれた。

 


牧場に帰り、カフェコーナーでレイキャビクまでの送迎バスを待つ。私の泊まっているホステルは、市街地より4km離れているので、行くのが大変なため、今日は中心部で下ろしてもらって、お土産屋さんを観たりしよう。と思い、途中で下ろしてもらった。金曜日だけあって、バーは賑わっており、人通りも多い。強いていえば、アイスランド産100%ウールの靴下が欲しかったので、うろつきながらいいものはないかと探す。しばらく歩くと、あった!手編みセーターや編み物が売っている店。作り手の名がタグに書いてあると言う本格的なやつで、価格もかなりガチ…。けど、絶対にあったかい。と思い買っちゃいました。

 


帰り道は1時間ほどかけて歩いてホステルへ。途中スーパーにより、レモネードを買って、今晩はこれで一杯やろう。

 


帰宅すると20時をまわっていた。朝作ったサンドイッチとレモネードで夕食とし、シャワーを浴びて寝た。ケツが筋肉痛で痛い。

 

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