Swizerland & France Day41

朝6時起床。シャワーを浴びようと思ったのだが水しか出ず、多分キッチンと連動しているのだろう諦めた。支度し、6時半には宿を出て階段を下り駅へ。広場には1人もいなかった。7時丁度の電車に乗る。

 


今日は本当に移動日。グリュイエールからbulle、Lausanne、Paris、Lisieux、Vimoutiesと10時間近く移動する。まず一発目の電車が6分遅れ。乗り換え時間を7分しかとっておらず、これに乗れなければフランス行きの特急に乗れないので走った走った。電車に乗ると息が切れていた。何とかLausanneまでは無事に着くことができ、特急であるTGVは向かいのホームでちゃんと自分の席も見つかった。上の棚や荷物入れはもう埋まっており、バックパックのやり場に困った。向かい席の中国人のおばさんが、ここに置いていいよと譲ってくれた。日本人のおばさん友達ときているらしく、日本の方ですかと話しかけられた。

 


そっから3時間半。いつのまにかフランスに入り、アナウンスもフランス語。お客さんもフランス人多め。フランス語は全くわからないが、今の時代、アプリと行き先だけ分かっていれば何とか行けてしまうものである。車窓からはモンベリアールと思われる白と茶の牛が放牧されている光景や、まさに小麦色の小麦畑などが広がっていた。ただ、眠たすぎてうとうとを繰り返した。

 


華のパリに到着。といっても駅はごった返しており、そして私は地下鉄に乗らねばならない。今回にして初チケット購入。日本と変わらない感じの地下鉄。St.Lasareというところで降りてフランス国鉄に乗り換えるのだが(こっからはユーレイルが使える)、これがやや複雑てあった。なんとなく歩いていたら、なんとなくたどり着いたという感じ。出発に1時間ほどあるので、駅チカのスーパーでサラダピラフ的なものを購入した。

 


lisieux行きの電車は少し混み合っていた。困るのは、予約席かそうでないかの区別がつかないこと。1番奥の車両は大丈夫だろうとかなり歩いた。案の定、席は空いていた。約1時間半の電車の中で爆睡してしまい、15時半にlisieuxに到着。こっからVimoutiesのバスは1日に5本くらいしかなく、17時半まで暇なのだが、荷物を背負って歩きまわる頑張りは今日はないので、日陰が全然ないベンチで適当に時間を潰した。途中、一緒にバスを待っていたおばちゃんが何か話しかけてきたが、英語しかわからないと言ったら諦めたようだった。また1人今度は黒人の女性がボンジュールと言ってきたが、私はstrengerですと言ったら諦めたみたいだった。どう見ても私が1番ここの地理を分かっていない。

 


やっとバスが来てくれて、運転手さんにVimoutiesに行きたいんだけどいくら?と聞いたら、€4.2。そしていざ出発。あっという間に田舎道になり、りんご畑やシャロレーなどが放牧されている景色が広がった。そして…。あ、あれはノルマンディ牛!ついに、ついに見ることができた。ほんの一瞬、車窓から見えただけだったが、感動。こいつを見るためににフランスまで来たと言っても過言ではない。写真は撮れなかったが、焦るな自分。明日には嫌という程とれるさ、きっと。と自分に言い聞かせた。

 


運転手さんは親切で、ついたよ、ここだよとバスストップを教えてくれた。バス停から中心までほんの歩いて5分ほど。なんという可愛らしい街か!街の中心部に牛の銅像と噴水、そしてそびえ立つ教会。古き良きフランスの田舎街である。ホテルも安くとれて、しかも中心部、1人部屋。趣きある宿だ。少し待っていると、おばちゃんがたどたどしい英語で案内してくれ、一階はレストランが併設しており、朝ごはんもせっかくなのでつけることにした。残念ながら、明日の夕方からレストランはお休みらしく、ここで食事するのはできないなぁ。部屋に荷物を置いて、ちっちゃなスーパーに行ってみると、カマンベールチーズがちゃんとしたやつで€2。安!!そしてシードルも一本買ってしまった。アルコールが2.5から5パーセントのものまであり、どれにしようか悩んだが、1番弱いやつを。それも€3.7。安すぎる。カバンにカマンベールとシードルとラズベリージャムを入れて、川沿いのベンチに腰掛けて一杯ひっかけた。20時ごろで丁度いい夕暮れ時、外のベンチで肴にカマンベール、酒にシードルとはなんという贅沢なんだろう…!途中お姉さんが笑顔で挨拶してくれた。

 


カマンベールはラベルにノルマンディー牛が描かれたやつを選んだ。木の箱から取り出し、紙に包まれているのを剥がすと綺麗なカマンベール。贅沢にケーキのように切り分け一口。うまい!カビの部分が苦くないし、臭みが全くない。さらに中はトロッとしてミルキーな味わいである。ジャムをつけるといっそう酸っぱさと濃厚さが混ざる。日本のは一体なんなのだろう…。と思うほど衝撃である。シードルのコルクを開けると、ポンっと音がして、炭酸が飛び出した。もはやりんごサイダー。炭酸なのでついゴクゴク飲んでしまえる。正直、ワインよりこっちの方が好き。しかし流石750mlボトルを1人では飲み切れず、コルクも戻せないので、3分の1ほど余してしまい、木にあげた。といってもかなり飲んだので、ほろ酔い気分でホテルに戻り、ベッドにダイブ。1番幸せである。

 

明日は歩いてカマンベール村に行こうと思う。寝不足なので早めに寝ることにした。

 

 

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