Uganda Day100
記念すべき100日目。一度日本に帰るなど色々あったわけだが、海外で過ごした日数が100日となった。気づけばあと1週間で日本に帰るのである。なんだか信じられない。
朝8時にJICA事務所でピックアップしてもらう手はずだったので、宿から歩いて30分、バックパックを背負っても40分あれば十分だと思い、7時に出ようと思った。ところが、である。内側からかけた鍵が開かない。ガチャガチャやっても開く様子はなく、何か引っかかっているっぽかった。窓は格子がはめられていて出られず、15分くらい格闘したが開かない。仕方なく宿の電話番号に電話すると、スタッフを向かわせるとのこと。しかし電話を切ってすぐに自力で開くという。何なんだ一体…。
もう間に合わないので、ボダを使う。大通りなのであっけなく到着する。歩いたら40分、バイクなら15分。雨が降る中、事務所前で待っていると、PRiDeという稲作普及プロジェクトのHさんが迎えに来てくれた。カンパラから40分ほど離れたナムロンゲという地域に向かう。
到着すると、自己紹介やドミトリーの手続きを済ませて、国際協力とは何かについて技術者やチーフの話を伺った。ODA、NGO、NPOいろんな組織が政治的なあるいは経済的それぞれ枠組みの中で、協力活動を行なっているわけだが、時には自分の思った支援ではなかったりすることも多々ある。お話の後に、種子用稲を今シーズン(ウガンダは四季でなく乾季雨季が基準)田植えするというので参加させてもらう。昔ながらの方法で、30センチおきに木枝を立て、端っこの人がロープを貼りながら5人程度が一列になって印ごとに手植えしていく。人差し指と中指の間に根の付け根を置き、親指で挟み、二本の指を泥に突っ込み、すっと抜く。簡単なようで難しいが、田植えはやはり楽しい。根が伸び始めるのは2日後かららしいので、それまで倒れぬよう、長すぎる葉はちょん切っても構わないというのには驚いた。
1時間半ほど参加した後、昼ごはんで食堂に。JICAの施設は食堂もドミトリーもあるのだ。朝から何も食べていなかったので、炭水化物多めにローカル飯を頂く。
午後は説明を受けながら、採取用の稲刈りを手伝ったり、JICA職員の方の研修発表を聞いたりした。この世の中の職業は役割分担だなと思った。
18時ごろに部屋に戻る。私は何も持っていないので、K大学から研究に来ている院生の人が、私の分も自炊してくれるというので、図々しいながらお言葉に甘えた。
田植えでドロドロになったのでシャワーを浴びた。10日ぶりくらいのお湯シャワー。お湯が出るなんて素敵すぎる。日本に帰って一番したいことは、湯船に浸かることである。
その後院生のドミトリーにお邪魔し、うどんやお好み焼きや、ワラジというサトウキビからできたウガンダの酒をマンゴージュースで割ったりを頂いた。大学のことや、国際協力やトビタテについて話した。協力隊は人材育成か…。シニアで参加ってアリかな…とか考えてみる。
22時過ぎて夜も更けり、酒もまわってきた頃自室に戻った。プラグが壊れ、充電が自室でできなかったのがネックだが。