Uganda Day94

9時にD大学の学生さんが泊まっているホテルでゼミをするということでそこまで徒歩で行くことに。ロレックスを買うつもりだったのに、現地のおばちゃんに捕まり、道が同じ方向だったので身の上話をしながら共に歩いた。途中で少年がサモサを売っていたのを買った。(中身は豆だったが美味しかった)

 


今日はホテルの会議室に缶詰になってPCM(Project Cycle Management)という方法で、昨日インタビューした農村の発展や課題を考えていくゼミらしい。こんな素性もよくわからない者も参加させてもらって、難しかったが、なかなか勉強になった。

 


最初にコアになる問題を考え、その効果と原因をどんどん書き出していき、分類するという内容であるが、プレゼンは基本英語で行われて、のちに2つグループに別れた。そのうちの1つに入れてもらい、少しは発言したりしたのだが、関連付けていくのが本当に訳わからなくなっていく。一番のコアはもっと野菜生産の所得を上げるためにどうするか、なのだが、その原因として、①生産量を増やす、②クオリティを高める、③マーケティング戦略を考える、とさらに小グループに別れた。③を担当することになったのだが、マーケットまで遠いとか、情報ツールがないとか、組合がないとか、農家間のミーティングがないとか色んな意見が出るには出たが、芯をついてないというか。組合があるのが当たり前、だからある程度の量が確保できる、役割分担できる、価格交渉できる、勉強会できる…などなどできるわけだ。それが全く通用しなかったら、まず何から始めるんだろう…?そんなことを考えさせられた。日本の場合、組合が足枷でもある時があるが。農薬の使い方や灌漑がない、道路が整備されていない、労働力が限られる等など問題はキリがない。ルールとして、There is no …〜が無い、というのはそこで終わってしまうからやめようねというのがあった。あるものでなんとかする、アイディアで補うことが重要なのだ。といってもあまり私は戦力にならぬまま、頭を悩まして時間だけが過ぎていった…。

お昼を挟み、午後はまとめの作業が続き、最後に両グループの代表が英語で発表。片方のグループは内容はほぼ同じだったがしっかりとまとまっていた。私たちの発表の時は私の出る幕でもないので大人しくしていたが、あまりまとまってないのに、発表を押し付けてしまったのは申し訳なかったと思った。

 


終わった後にゼミの先生と雑談をした。持続可能な社会の形成か…。今回、国際協力の現場を沢山見せて頂く機会をもらっているのだが、日本もヤバいんじゃないかと私は考えている。興味がないわけではない。現地の日本人は本当に強い人ばかりだ。ただ、やっぱり日本かなぁ、畳で死にたいしなぁ。

 


そして本日は、エチオピア料理の店。Oさんの隣でパッカー男子と旅路について教えてもらった。農協の話もした。農村留学の話とかも。生まれて初めてのインジェラもどきを食べながら。もどきとしたのは本物はもっとクセが強く酸っぱいらしい。でも本物じゃないけど、私はインジェラ、おいしいと思った。

3日間続けてナイルビールを飲んでしまった…。

 


現実を、ちゃんと見ているだろうか。本気で就職も考えた頃。それでも大学を選んだ自分。仲間たちはとっくの昔に社会人として働いている。遠回りしかできない性分なのである。ただ、自分の見てきた全ての事は無駄じゃないと思う。

 


3日間お世話になったOさんや会社の方とD大学の人に別れを告げ、宿に帰った。すげーパワーをもらったと思う。こんな人もいるんだと知ることができた。

 


土日は特に予定はないので、色々考えながらゆっくりしよう、と思った。

 

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