Netherland→Kenya Day87

同じ大学研究室の、オランダ留学中のE君と今日は会う約束をしている。起きたのは9時。10時にチェックアウトすれば駅までは30分かからないと思っていたのに、信号に行く手を阻まれ、約束より10分ほど遅れてしまった。

 


彼は元気そうで何よりだった。最初にバックパックをコインロッカーに預けてから、どこ行くとも決めずに、今までの旅の話や、トビタテのことや、今どんな感じなのか話しながら、とりあえず広場へ向かった。広場は人混みでごった返しており、すぐに人混みに酔った。朝ごはんを食べていないので、お腹が減ったとスーパーに行くことに。ただなかなかたどり着けず、かなり遠回りしたのだが。チーズやドライトマト等のつまみと、瓶ビールやアップルサイダーを買出しして、川(綺麗ではない)のほとりで一杯やることに。スイスのRobinからもらった栓抜きが役に立った。まぁ、色んな話をしたけど、結局ヨーロッパと日本は違うということ、日本でやっていくにはどうすればいいか考えないといけないということ、ただの真似ではいけないこと、これは共通して言える。日本のものって一体何があっただろう?考えてみるとあまり思いつかないものである。ただ、あくまでも私は日本で、にこだわりたいと思っている。

 


2時間近く、のんべえを続けて、ようやく重い腰を上げ、彼がチーズに混ぜる日本食材を買うというので、中国系の食品店へ行く。うーん、懐かしい匂い…。欧州産と日本語で書かれた米があったり、販売元はどこなのだろうかとか、面白かった。海苔が7ユーロもするのは驚きである。その店がある通りは、Red Light Secretsと呼ばれる、いわゆる売春通りで、私は全然リサーチ不足だったのだが、結構有名らしい。ガラス越しに、ランジェリーを着たお姉様方が客寄せをしており、わぁお!という感じ。ここまでダイレクトじゃないけど、日本の飲屋街も似たところはあるよなぁ。こんなのはあまり見られないので、ついまじまじと見てしまった。それにしても、ナイスバディである。

 


適当に歩いていると、広場に出て、屋台飯が出店をしていたので、超美味しそうなソーセージとコロッケ的なものを買ってベンチで食べた。あぁ、なんやかんやで今日がヨーロッパ最後の日なんかぁ、と3ヶ月のあっという間さをしみじみと感じた。帰ったら、就活もあるし、卒論もあるし現実を突きつけられるなぁ…。

 


17時を回り、駅に戻ることに。コインロッカーの開け方が分からず、暫く格闘した。結局、スタッフを呼ぶという…。今日、久しぶりに日本語を話したし、同期の人の留学での出来事も聞けて、とても充実したのであった。わざわざアムステルダムまで休暇を取って来てくれたE君にありがとうと言いたい。そして後半戦、頑張れよ。

 


中央駅からスキポール空港へ電車で向かう。お世話になったユーレイルパスも最後の目的地だ。なのに電車はプラットホームの随分と奥に停車し、走らなければならなかったし、車内は混んでいて汗ダラダラだったし、酔っているのか?オジンに話しかけられるし、ゆったりとはできなかった。

空港では、駅からエスカレーター登ってすぐにスーパーがあったので、非常食のお菓子を買い、チェックインを済ませるため、カウンターを探す。今回、eDreamで安いチケットを買ったのだが、ナイロビからエンテベまでのチケットがオーバーブッキングで乗れない等のメールが届いたり、一抹の不安を抱えて自動チェックインをしようと思ったら、やはりできなかった。仕方なく並んで、正規の手続きを行う。ふと、目の前にカバンをビニールでグルグルするラップサービスが目にとまる。アフリカだもんなぁ。念には念を入れよう、皆に気をつけろと注意されたし…。ラップすることに。お兄さんに、バックパックの包装いくら?と聞くと、17ユーロ。は?17?高い!けど、してみるか。いざしてみると、チャックは開けられないと思うけど、背負えなくなってしまったのでかなり不便になった。とほほ。

 


チェックインはアムスからナイロビからまではチケットが出たが、ナイロビからエンテベは出せないと言われた。つまり、一度入国して、再度ケニアでチェックインしろということか?!まぁ、行ってみるまでわからんし、それでええやろと。なんとかアフリカまでは行けることに。その後はUSドルの確保であるが、手持ちの日本円からドルに直接はできないっぽく、日本円→ユーロ→ドルはレートが悪すぎるので、クレジットでユーロを下ろし、エクスチェンジでドルに変えるという苦渋の決断をした。これでもかなり損してる気がするが、ドルがおろせるATMはなかった。

 


出国手続きなどを済ませていたら、そんなに余裕なく搭乗時間となり、Kenya airwisに乗る。映画は殆ど字幕ない奴が多くて、日本映画が2本ほどあったので、そのうちの1本、山田洋次監督のを見た。機内食はチキンのトマト煮とライスで量は少なめだったけど美味しかった。意外と寝てしまって、8時間はあっという間だった。気がついたら、着陸態勢に入っていた。

 


さあ、アフリカへ。

 

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