Denmark Day19

朝食の後、イヴの家でレクチャー第2回を受ける。60点…。何も言えねぇ。

 

どういうわけか、イヴの息子ダニエルと共に、おつかいへ出かける。鶏たちのサルモネラ菌テストのため糞を保健所へ提出しに行くのと、トラクター油圧ホースの新調である。片道1時間のドライブ。趣味はなんだとか、大学はどうだったとか、気候の話とかたわいもないことを始め話していたが、Hhgge(ヒュッゲ)という考え方を教えてもらった。デンマークの冬は寒くて日照時間が短くて、鬱にならない?どうやって過ごしているの?という話からだった。訳すのは難しいし、動詞としてそのまま使われているのだが、意味としては人生を豊かに過ごすための心構え、という感じだろうか。もし北海道へ行くことになったら、いやそうでなくても是非実践したいと思った。

 

提出を済ませ、機械工のもとへ行くと、30分ほどかかるというのでスーパーマーケットへ。私は欲しいものもなかったので何も買わなかったが、ダニエルがシナモンロールを少しくれた。油圧ホースを受け取って学校に帰ると13時過ぎだった。デンマークのは、本当に小さな町が所々にあるだけで後は全部田舎で小麦やムギ畑しかないような印象を受ける。帰り道は移民について話した。デンマークは税金が高い分、受けられる保証も多いのが特徴であるが故、国籍を得るのも当然難しい。デンマーク語を習得するのは勿論、自国に誇りを持っている印象を受けた。一方日本。過疎地域では外国人受け入れも始まり、農業や福祉の分野で働き手を確保しようとしている。詳しくないので、批判はできないが、なんだかなぁと思った。

 

イヴと合流してイチゴのピッキングを始める。学生たちはあまりやる気がないので、取り残しが沢山ある。無心でただただイチゴを収穫した。葉の合間から見える赤く熟したイチゴは本当に鮮やかでルビーみたいだ。気づけばトレー4杯分を取っていて、17時ごろだった。種類の違う大きなイチゴも少しだけ取り、ランチを逃したのでつまみ食いを沢山した。

 

夕飯にカルスクーレというサワーミルクに卵、砂糖を入れ、ビスケットやイチゴをいれるやつが出され、学生たちに超人気だった。これを食べるのはもはや3回目だが、デンマーク人のソウルフードである。

 

ダニエルは今日帰ってしまうので別れを告げ、ミーティングルームでバイキングやデンマークの歴史、GMOなどについて調べていると、キャロラインがピアノ練習するから付き添ってよと言うので行ってみることに。彼女は馬も乗れるし、ピアノも弾けるし、絵も上手だし、英語も話せるし器用な子である。日本語を少し教えたり、デンマーク語を教わったりした。

 

22時に部屋に戻り、いつのまにか就寝していた。

 

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