Denmark Day20

今日も色んなことがありました。

まず、朝食後の学生のエクササイズの時間は、本日は学内の農場巡り。イヴが先頭を歩いて、麦やジャガイモや菜種、豆畑の説明をしながら30分ほど歩き回った。親切な男子学生が1人、私に付き添って説明を英語に翻訳してくれた。彼は作物農家になりたいそう。

 


その後はイヴと2人でローダーの油圧ホースの交換。ネジがひん曲がっていたり、ホースの取り付け口がねじれていたりとなかなか大変であったが、彼はパパッとやってのける。私はネジ一つを取るにしてもとても硬くて、砂利なども挟んで苦労するというのに…。力の差を感じるが、これをクリアせねば農家になりたいなどとは語れない。油で手がベトベトになりながら作業し、コーヒーブレイクに。その後は学生たちとハッキング。雨も降ってきて、彼らはすぐに消えてしまったが、私はお昼まで続けた。

 


午後から堆肥づくりを見に行く。デンマークは麦類のストローを敷き藁に使うので、それを主に、家畜の糞尿、カビたサイレージ、などを、とりあえずどどんと1箇所に集める。後、水が50%は含む必要があるので、潅水用のホースを用意する。全部マニュアスプレッダに積み込み、1箇所に撒き散らし、発酵を待つという感じ。イヴ支持の下、男子学生が2人作業にあたっていたのだが、少し目を離していたら、トラクターのPTOシャフトの付け根が割れてしまい、作業を続けられなくなるというトラブル発生。換えのPTOを買いに行くことになり、イヴと2人で車に乗り込む。街の機械工と、ニューホランドのショップに電話するものの、返事は良くないみたいで、最後の手段として、ファーガソンミュージアムに行くことになった。え?何でミュージアム?と思っていたが、到着するなり酪農の牛舎が。そして大量のファーガソンラクターが!オーナーらしき人と長い握手を交わした後、イヴは部品を借りに話し込んでいる。何とオーナーは新品を2本持っており、貸してくれるらしい。その後手招きされ、ファーガソンミュージアムに少し入るとそこは異世界だった。ズラーっとトラクターが並び、又は宙に浮く感じで展示されていて、中には可愛い色合いのトラクターも。全て私費で集め、ミュージアムにしてしまったというエピソードがすごい。そして彼は酪農家なのに。

 


急いで?学校に帰りシャフトを変えた。ただもうすぐ16時で、イヴは教員会議が1時間ほどあるというので、1人でブロッコリーのハッキングを夕ご飯前までやった。

 


夕食の後、ある先生が今期いっぱいで今の学校を去るというので、学生たちがイベントを催していた。その延長線上でツリークライミングもやることになり、どういうわけか私もやることになった。その前にまだ時間があるので、男子生徒とイヴと堆肥作りの続きを。真菌を森へ取りに行く途中でファルコンがずっと木に止まっていてカッコよかった。木の根の付近の腐葉土をバケツにとる。ふも足元を見ると、巨大ナメクジが多数出現して少しびびった。堆肥に真菌をまき、再びマニュアスプレッダにかけてミックス。これで置いておくと、明日までに60度70度ほどになるらしい。

 


さてツリークライミング。一応ロープをつけるが、木はかなり高く、登れたもののなかなか怖かったがエキサイティングでもあった。降りる方が難しかった。しばらくみんなが登るのを見たり、女子の学生と話していたが、肌寒くなったので21時のコーヒーブレイクに行く。

 


学生たちと一緒にパンを食べた。まだイヴに明日の朝、立つことを言ってないので、イヴの家まで行った。彼はパソコン作業をしていた。明日の朝出発するよと言ったら、彼は驚いた様子だった。彼は有機酪農家にアポを取って、そこで働かせてくれる手はずを整えていてくれていたのである。私はただ訪れるだけだと思っていたので、次のwwoofをすることを彼に言っていなかった。ダブルブッキングなってしまった…私の英語力が低く、詳細まで理解していなかったのである。しばらく考えたが、どちらも行ってみたい。という意思をイヴに伝えたところ、ダブルブッキングをした私を責めず、次のホストにデンマーク語で電話をしてくれた。そしてホストとイヴが紹介してくれた有機酪農家は知り合いだったのである。本当は明日の朝早く、電車で次の街へ行くはずだったのだが、ランチ後にイヴが次のホストまで送ってくれるという。学生のワークショップがあるでしょう、それは申し訳ないよ、と言うと明日はoffだからいいよ、と言ってくれた。お言葉に甘えてそうすることに。スーザンと電話で話したり、デンマークの地理や方言のクセについて話していたら、また日付を過ぎてしまう。

 


部屋に戻り、部屋の整理をし、イヴに手紙を書き、寝た。

 

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