Denmark Day13

昨日は疲れてそのまま寝たので、朝シャワーを浴びに行き朝食をとる。外は気持ちのいい晴れ。学生たちがエクササイズをする時間から、イヴと種々の苗を定植。カリフラワー、ブロッコリー、チャイブ、ディル、スピニッチ…などなど。土は粘土質で昨日の雨をたっぷり含み、定植には最適な日和である。敷き藁をしてあるので、小さい苗は隠れてしまうが、イヴは構わずどんどん植えていく。列の真っ直ぐさなどはあまり気にしていない様子。5トレー分くらいを植え、10時のコーヒーブレイクへ行く。

 

コーヒーブレイクの後、学生たちも加わってイチゴのピッキング。男子学生たちは食ってばかりでなかなか進まず。学生たちはよくよく畑にイチゴの盗み食いをしにくるのであった。イチゴを食堂に持って行き、オニオンの除草をしているとイヴが現れ、機械庫まで着いて行く。学生たちはポテトハーベスターの溶接や、牽引車のグラインダーに夢中で素手でやっている。先生が近くにいなくても自分たちでやってしまうのは自由度高いなと思うが、少々危険である。やはり男子学生はトラクターと農業機械が好きなようである。

 

ランチの後、鶏と牛を見回り、イヴと男子学生2人を加え、ニンジンの手除草をする。超トゲトゲの雑草が手袋をしても刺さり、大変であったが、2人の男子学生はフレンドリーで英語で話してくれた。幼少よりドバイに住んでいた1人は英語が達者で、柔道をしていたとか、日本に行ったらスキーがしてみたいとか言っていた。私たちは喋りながらかつ成長しすぎの雑草を抜いていたので遅かったが、イヴは私たちの倍速で除草していた。16時の休み前になると、小麦畑に連れていかれ、2m近くある小麦を数本イヴが引っこ抜いた。5haほどある小麦畑は40,000kg取れるらしく、学生たちの胃袋をまかなっている。

 

コーヒーブレイクには人がもうあまりおらず、またイヴとオーガニックについて小1時間ほど話す。この学校は以前は刑務所だったことや、アレルギーやADHD不妊など様々な問題を起こす原因の一つなのかもしれないことを話した。

 

17時をまわってしまったので、今日はもうおしまいと告げられ、牛を見に行くことに。1箇所に固まっていてくれたが、ブルが怪しげに近づいてきたので、危ないかなと思い長いはしなかった。リモーシンのレッドを飼っていて、学校の自給用。

 

夕食前にシャワーを浴び、溜まった日記の続きを書く。今日はやっと、こんな食事だという写真が撮れた。ベイクドポテトにサラダやハム、チーズなど、30〜60%はオーガニックの食材だし、春と夏は学校で採れたものを自給しているので、食育にはグッドではないだろうか。

 

夕食の後、コミュニティルームに行き、日本のオーガニックのことやバイキング、デンマークの歴史など調べようと思ったのに、パソコンが自動修復しているとか何とかで調子悪で使い物にならない…!いらいらしながら待っていると、マウンや隣に座っていた男子学生が話しかけて来てくれた。日本語に興味を持ってくれて、どうやって読むの?とかデンマーク語の話し方を教えてもらっていたら、話に花が咲き、いつのまにか21時のコーヒータイムになってしまった。

 

明日の夕方から、学生たちはパーティーをするらしく、広場でTシャツにペインティングをしていた。デンマークでは軽い酒は16歳から、ワインやウイスキーなどの強いやつは18歳から飲めるそうで、酒好きらしい。今日一緒に除草したドバイの子と、初日仲良くしてくれた女の子カンが喋っていたので、割り込み、パーティーのことなど聞く。

 

部屋に戻ると、マウンが昨日もらったデンマーク語で書いてあるオーガニックのパンフレットを英語訳してくれた。もう試験は終わったの?と聞くと、まだ英語と地理の試験があるそうで、地理の試験は2人組で15分ずつプレゼンするらしい。彼はオーガニックとそうでない農法の炭素量の違いについて、みたいなことを言っていた。日本の教育では、このくらいの年齢だとペーパーテストだけだが、もっと学びを深く楽しめる形になっているのが先進的だなあと思った。日本の教育はまずいことになっていると思う。と、ゆとり最期の私が言う…。自分の英語レベルは16歳、17歳の彼らと同じくらいもしくは劣る。日本に住んでいると、なかなか維持するのも、レベルアップしていくのも自分に甘んじて難しい。

 

パソコンが全然復旧しないのが本当に困る。とりあえず、Maxまでチャージしてみて、それでも治らなかったらどうしようか…。せっかくwifiが使えるようになったというのに、一難去ってまた一難。

 

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