Swizerland Day62

両親の家でビルカムスリを頂いていると、1年前からこの家でwwoofしているというアフガニスタン人のAfmad登場。2週間ほど休暇をもらっていたらしい。今日から彼も農作業に加わる。

 


朝食の後はいざ仕事へ。大きな収穫バッグをいくつか用意し、金属の干し竿にそれを吊るして直接小麦粒が入れられるように組み立てる。それを牽引車の上に置き、ハーベスターに牽引。道路に出るときに方向指示器が粉砕したことは秘密裏に。田舎道とはいえ、かなり長い作業機になるし、普通の人から見たらその姿は異様である。そして5分ほどいったところにある小麦畑(ディンケルとエモという種類に分かれているが総括して小麦と呼ぶ)に入った。ただここでも一つトラブル。置いてあったトラクターのスイッチをつけっぱにしてあったため、バッテリー切れ。父がブースターケーブルを持ってきて参上、回復。ちょっとしたことで次の作業に支障をきたすのである。牽引車を切り離してハーベスターを動かす。機械はかなり古いがちゃんと動いて、運転席からの見晴らしは大変よかった。何往復かして乗せてもらい、時には詰まったストローを除去しながら過ごした。それが終わった後、以前に収穫した小麦をプラバッグにAfmadと一緒に手作業でバケツですくい移した。

 


お昼になるとXaverは収穫を続けていたが、afmadと私はIngeの家でお昼をご馳走になり、14時過ぎにXaver父と供に畑へ戻った。父は一度小麦の牽引車を持ち帰り、今度はレーキで登場し、ハーベスターが吐き出したストローを集めていた。私は、ハーベスター脇に詰まったストローを処理したり、たまにフォークでストローをひっくり返したりという小サポートを行った。ブレーメというハエくらいの大きさの吸血昆虫に何箇所か刺された。奴は痒いというもんじゃない、刺された時は注射のように痛いのですぐ気付くし、その後の痒さも地獄である。また、小麦の鞘が靴に入って皮膚にあたり、めちゃくちゃ痛痒かった。とにかく塵と埃まみれになってあちこちチクチクした。

 


搾乳前の時間には収穫は終わったが、搾乳は再び父とすることに。家まで戻るのに、Xaverはハーベスター、父はトラクター、車どうする?となり私が乗ることに。久しぶりのマニュアルで緊張。しかしほぼ下り坂だったので、ギアを上げる必要もなく無事に家に着く。明日は雨なのでコントラクターが早速ストロー塊を作って、それを父が運んでいた。

 


搾乳はいつものように済ませられたが、皆機械作業があるので部屋に戻っていいと言われ、戻ろうとしたところをXaverに手伝ってといわれ。バケツで小麦を救ってプラスチックバッグに入れるというもの。途中で謎のおばさん(多分近所の人)が現れ、少し手伝うわと世間話をしながら作業していたが、あまり進まなかったと思ったのは私だけだろうか。それが終わった後、探していた水分測定器が見つかり、小麦やエモの水分量を測ってみると、11%となかなかいい感じ。14%以上は水分が多すぎて引き受けてもらえないらしい。去年に比べ豊作だと彼は喜んでいた。明日出荷できるように、雨に濡れないよう屋根の下にバックを入れ、今日の作業は終了。長い1日だった。

 

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