Swizerland Day58

7時から少しだけ牧場作業のお手伝い。今日は建国記念日で手伝わなくてもいいよ、と言われたが、なんとなく参加した。そしてこの日は家族揃って豪華なブランチを食べるの鎌習慣のようである。ということで、両親と長女Annaとその彼氏Simon、次女Monica 、三女Danielaと彼氏のMaco、私の8人で、同じ村内にある農家がやっているレストランに行くことに。車では人数オーバーなので、DanielaとMacoと私はチャリで行くことに。そしてなぜかMacoと2人乗り用自転車に乗ることになった。前は見えないし、ブレーキはないし、下り坂だし、マジで怖い思いをしながらも、Macoのお陰でなんとか5分ほど行った近くレストランに到着。牛舎を改造して店舗の窓からは牛舎の中の様子が見れるようになっている。イスがバスタブを改造したものだったり、内装はログ調だったりととても居心地がよかった。しかも奥さんが農場をやり、旦那さんがシェフという…、いいね、クール!常に営業しているわけではなく、オーナーの気が向く時だけオープンするという、半分趣味なのかもしれない。

 


ビュッフェスタイルなので、自分の皿を持って料理を取りに行くと、サンデーブレッドにクロワッサン、各種チーズ、ビルカムスリという果物たっぷりのシリアル、野菜、ロシュティや牛のタルタルなどがあってどれも美味しそうだった。こういう休日は素敵だ。一通り食べ終えお腹が膨れると、牛舎農場内を三姉妹と見学することに。DanielaとMacoはハウス内のトマトやキュウリの作り方を教えてもらっていたが、ドイツ語なので何言っているのか分からず、牛舎をうろうろしていた。と、ブラウンスイスの後ろに超ちっちゃい牛がいるではないか。まるで牛のミニチュア版。おっぱいは立派だったので、育成牛ではなかった。

 


などと色々みているうちに、デザートの時間へ。といってもお腹は減っていなかったので殆ど食べず、リンゴジュースだけ飲んだ。帰り道は私は1人乗りの自転車で、Danielaたちが2人乗りで元来た道を帰った。

 


家に到着するとMonicaと一緒に庭中の、ドライフラワーと言う名の枯れた花々を集め、小麦の穂を百羽鶴に飾り、2ヶ月後に手術を控えるHanzに渡した。彼はダンケシェンと言ってくれた。

 


時は16時頃だったのだが、Annaがカードゲームをやろう(本当はsmall warldというボードゲームがしたかったのだが、説明書が英語じゃないし、ルールもどえらい難いらしいので諦めた)と言うので、AnnaとSimonとMonicaと私の4人でやることに。最初は先日ルールを覚えたばかりのゲームで、トランプで言うスピードみたいなやつ。皆んな初心者の私にもかかわらずマジモードで、白熱した闘いになった。それに飽きてくるとボーネ(豆という意味)という次のゲームをした。相手と交渉しながら自分の畑の豆を育て、より多くカードを獲得した人が勝ち…みたいなゲームなのだが、いまいち初心者には難しかった。ただ、色んな豆の種類が登場するので、みんなが〇〇ボーネと口々に言うので、それが楽しかった。

 


いよいよAnnaとSimonが2人でバイクで帰ってしまい(明日からアイルランドへ弾丸旅へ行くらしい)、家も閑散としたので、なんとなく牛舎へ行き、いつも通りのルーティンをしたら、Analisが一通仕事を終えた後、さあ出かけるわよ!と。え…どこへ?

 


山へ行った4人で車に乗り、だんだん夕焼けになっていく道に車を進める。Goottliebenというドイツ国境の町に着いた。湖の向こう側はもうドイツである。世界大戦中、皆こちら側へ来たかっただろうなぁ、と思った。カフェに入り、シャーレイとアイスを食べて、雑談をした。湖には、スイス柄の提灯を飾った小型ボートがたくさんあり、今日はここで水上花火があるらしい。建国記念日は各々の街で花火を上げる。一年の中で唯一花火をするといっても過言ではないらしい。花火は22時過ぎないと始まらないというので、小さな街内を散歩することに。湖のほとりには、出店が少しででており、賑わっていた。20分もあればぐるっと一周できるくらいの小さな小さな小さな街ですぐに元に戻ってしまった。カフェに戻ることにする。

 


あたりがだんだん暗くなってきて、時間も迫った頃、DanielaとMacoも合流していよいよ花火スタート。小さなボートから打ち上げ花火とはなかなかスリリングである。今年の夏は花火見れないと思っていたけど、忘れない夏になった。提灯ボートが何隻も人を乗せて花火を間近で見られるように漕いでいた。20分くらいで花火は終了して、人も一気にぞろぞろと帰る。私たちも車に乗り家に帰った。もう日付をまたぐ時間であり、この農場で過ごす最後の夜になったが、とても充実した日だった。

 

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