Swizerland Day50

朝ベッドメイクや子牛にミルクあげるのを手伝ってから朝食を食べ、昨日やっていたスグリの実を収穫する最後の追い込み。あれだけたわわに実っていたが、やっとなくなってきた…。今日で終わらすぞ!と意気込んでみるものの、立っているだけで汗ばむくらいの日差し。そして1人作業。嫌いじゃないんだけどね。

 


作業中に考えていたことは、仕事は主体的にやらなければ楽しくないということ。同じ作業でも、自分でやろうと思ってやるのと、人から言われてやるのでは全然楽しさが違う。「やらされる3時間よりやる30分」という言葉が思い浮かんだ。自分で就農したいのはその部分が1番大きいと思う。自分で決めて、自分で実行し、責任も自らが持つ。これは楽しくないわけがない。

 


摘んだスグリの実を冷凍して保存するために枝の部分を外し、洗ってタッパーにつめる。これから少しずつ冬の保存食だったり、朝食のオートミール的なものに混ぜたり、ジュースになったりする。

 


午後は自由にしていいとなった。自転車で出かけたら?とも言われたが、日中は暑すぎて死ぬ。夕方にするよと言って、また折り鶴をMonicaと折ったり、喋ったりしていて、どういうわけかすぐに夕方になってしまった。Monicaから自転車で片道一時間の

ナポレオンタワーという場所勧められたが、18時でタワーは閉まってしまうらしく、またの機会に。歩いて池の近くまで行ってくるわと出かける。

 


暗くなる前までに戻らないと、街灯は1つもないらしいので迷子になってしまう。googleマップでは片道40分らしいが、私は早く歩くのは嫌いなので、しかも写真を撮るので時間がかかってしまった。スイスの牛舎はなぜだがお家と繋がっており、接続部はトラクター入れだったり牧草の保管庫だったりする。また見た目もとても可愛いし、屋根部が大きい。基本この屋根に乾草をブロアで吹き上げて保存。足りない部分は日本と同じようなサイレージだったりで補う。写真を撮ろうと思っても、人が周りにいたり、明らかにこの辺にはいないアジア人なので躊躇して、思ったほどは撮れなかったのだが。

 


目的地である湖?池?には数人の人が暑さから逃れるために泳いでいた。ただし、水は干あがりつつあるので、それほど綺麗ではない。しかも、池へ近づくためには、人の畑を通り過ぎねばならず、外から見たら、明らかに不審者だろうなと思った。まあ、田舎だからいいかな。

 


帰り道はただただ喉が渇いたなぁと思いながら歩いた。スイスの家についてもう一つ述べると、たまに家の外壁に、木でできた面白い形のボックスみたいなのがあって、中にアーティスティックに木やコルクが詰め込んである。聞いたところによると、危害のない蜂や昆虫のすみかになるらしい。穴が塞がっていれば、中に幼虫がいるとのこと。

 


21時に帰ってきて、スグリジュースを炭酸で割ったやつを何杯も飲んでお腹タプタプになった。飲みすぎて水腹。典型的な夏バテの症状である。

 

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