Swizerland Day66

7時50分というギリギリの時間に起きてしまった。キッチンへ行くとAfmadがパンやコーヒーの準備をしていて、なんとなく手伝った。Xaverが朝の搾乳を終え戻ってくると、3人で食卓を囲んだ。

 


午前中はAfmadと共にグリーンボーネ(つまりインゲン豆)の収穫をお喋りしながら、時折胃が痛かったが作業を続けた。それが終わると小麦畑の隣にある刈り遅れた牧草地のギシギシを手で除草した。根が深いので除草というか種子部分をちぎってもぐという感じで、茎は丈夫だし、手は痛くなるし、こんな植物にも勝てない自分て…。Xaverはどんどん抜いていたけど。昼近くになるとハシゴの修理を少しして、一足先にXaverが昼ごはんを作りに戻ったので、私は牛の昼ごはんをやりに行った。お昼はガレットとキャメリン豆、サラダ、ヨーグルト。蕎麦粉は大歓迎だ。

 


午後はキャメリンやエモ、小麦の収穫後の耕起に付き添い、時折ハンフ畑の除草をした。この畑にはブレーメと呼ばれるハエサイズの吸血昆虫がいる。刺されると痛いわ、後は痒いわ、ビジュアルはえげつないわで嫌いな昆虫だ。また、スイスのフィールドは勾配がえげつない。45度近い畑を作業機つけて上っていく。そのため前輪も後輪もダブルタイヤ、計8個タイヤのトラクターをよく見かける。17時にはトラクター作業を終え、ダブルタイヤの間にはさがった土をドライバーで落とし、搾乳へ。今日は川へ行くと言われて駆け足で搾乳をした。昨日の夕方に生まれたブラウン×リムーザンの子牛ハヅキは初乳を哺乳した。あまり飲まなかったけど。

 


というわけで歩いていける距離にある川へ行く。短パンを履いていたら、ブレーメが怖いくらいにたかってきた。川の水は超冷たく、虫刺されには気持ちよかったが、とても泳げるとは思えない。Xaverは泳いでいたけど。石投げもやってみたが2回…。彼は10回くらい飛んでいた。くっ。ただこの辺りは自然が身近にあっていい場所だと思った。近所の人たちは暑い日などは平気で川に泳ぎに行くし、アウトドアを楽しんでいる。

 


30分くらいで家に戻ってきて(なぜ川に行ったのかは不明)、外で夜ご飯を食べるため、火起こしに。前日が雨だったので着火が悪かった。サラダや豆腐ステーキ、今日とったインゲン豆とニンニク和えなど、ベジタリアンな食卓。手作りのりんごジュースと一緒に。ちょうど牛が見える位置で眺めは最高。この家のルームメイトの住人と、以前住んでいたという男性も加わり、5人でキャンドルをつけて真っ暗な中ご飯を食べた。ただ、始まったのが22時くらいからという、なんとも時間は関係ないという…。

 


日付をまたぐ頃、片付けを終えた。また、同じ階に住むパトリシアがカーテンないの不便でしょうと言って、カーテンを分けてくれた。彼女の部屋で少し話したが、エキゾチックな部屋で色鉛筆が床に転がっており、ドローイングとか趣味でするという。なんとも素敵な。スイスは家も広いし、ルームシェアは普通なので色んな人と交流があるし、キッチンは広いし、なかなか稀有な経験をさせてもらっているなぁと思った。

 

f:id:N5-phage:20190818023948j:image
f:id:N5-phage:20190818023934j:image
f:id:N5-phage:20190818023916j:image
f:id:N5-phage:20190818024031j:image
f:id:N5-phage:20190818024050j:image
f:id:N5-phage:20190818024019j:image
f:id:N5-phage:20190818024003j:image