Swizerland Day64

今日も天気はよろしくない。朝食の後、Xaverから、彼が以前刈ったギシギシを熊手のような、もっと扱いづらいやつで集めるという任務をもらったものの、Afmadと喋りながらやっていたらすぐに雨が降ってきて、続行できなくなってしまった。早々に引き上げ、機械庫に行って牧草を乾燥させるボイラーの裏の溜まった粉塵を掃除して、ついでに機械庫の掃除もした。その後、初日Xaverと友人が新しく取り付けていた梁の古い方の釘抜きを手伝った。そしてお昼になった。

 


今日は午後の搾乳まで休んでいいということだったので、昼寝をした。そして調べ物をしたりなどして過ごした。

 


午後の搾乳は私の仕事となり、完全に任されてしまった。Xaver他の仕事があるのでそっちの方をやっているし、哺乳もやった。オーガニックで良いことの一つに、抗生物質混入の心配がないことだと思う。他人がやって一髪KOなのは混入あるいは搾り残りの乳房炎だろう。

 


今日はそんなにハードに仕事しない日。ということで、居残り作業はせず早めに家に戻り夕食を済ませた。が、その時、次回に撒く牧草のタネ決めの話になり、2時間ほど話すことに。彼は話し出すと止まらなくなるタイプだ。しかし、大変勉強になった。種苗会社のパンフレットを引っ張り出して見比べる。日本とかなり違う点は単播でないこと。花も含め、7種類くらいは混ざっているし、クローバー率が高い。白クローバーの大小、赤、イエロー、アルファルファなど豊富でその合間にイタリアンもしくはイングリッシュライグラスといった感じ。また、イニシャルの番号によって、何年間使えるかが決まっている。1だったら、冬は越せない。2だったら一度冬を越せる。3は2回。4は永年草といったように。四桁の数字で、後はマメ科とイネ科の割合が違ったり、ロゴで、乾燥に強いとか丘に定着するとか、サイレージには不向きだとかわかるようになっている。3社分のパンフレットを持ってきていたが、2社はオーガニックのタネが40%と、bio基準ギリギリなのに対し、最後の会社は100%オーガニックなので、高くても今年はそっちにチャレンジするらしい。23時過ぎて正直眠さもあったが、更新の機会などなかなか立ち会えないので面白かった。

 

そしてこの夜ブラウンスイスの母牛から、父牛リムーザンの雌子牛が生まれた。(あいにく出産には立ち会えなかったが)雌とは思えないほどご立派な体格で45kgはありそうなくらいだった。名前を日本名でつけてもいいと言われたので、8月だし、ハヅキになった。

 

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