青森 Day3

道の駅ゆーさ浅虫では銭湯に入れるので、朝風呂に入る。今日はこれから下北半島に向かう。

恐山まで約2時間。途中、朝ごはん等を兼ねて道の駅菜の花プラザに寄り、ホタテおこわとコロッケ、菜の花ドーナツを買う。べこもちといって、家畜や花をかたどった模様のもちもあってかわいかった。賞味期限が早いので買わなかったけど。

道の駅は楽しい。特に手作りコーナーは、お菓子からお惣菜まで地元食材をふんだんに使ってあるものや郷土料理が並び、県内であっても全然違う特色なのだ。道の駅を見つけたらなるべく寄るようにしている。

恐山までの道のりは半分バイパス、半分山道といった感じ。随分山道を運転した気がする…。恐山の手前に大きな門というか鳥居があって、地獄の入り口のような感じがした。近づくにつれて硫黄のにおいが増してくる。はじめに三途の川にかかる橋が見えてくる。それを過ぎると駐車場。周りにはお土産やと食事処とトイレがあって充実したかんじ。入山料を支払い、いざ中へ入る。わりと広かった。岩場の中あちこちに菩薩様などが配置してある。観光客はほとんどいないので、積み上げられた小石の近くを黄土色の小川が流れて、その周りを自分一人歩いていると、なんだか本当に死後の世界へ来た感じがした。建設もしくは当時の修行僧の生活はどんなだったのだろうと考える。今でも僻地だというのに、当時の徒歩しか交通手段がなかった時代にここは相当なものだったと思う。冬なんか特に。雪に埋もれて陸の孤島と化す。

次に半島を時計回りしようと思い、仏ヶ浦へ。

所要時間2時間。〇〇ラインと呼ばれるものはかなりの山道であることを覚悟しなければならないことを思い知ることになった。昨日もそうであったが、まず対向車も同じ方向の車も全くいない。そしてカーブの連続と熊注意の看板。国道338号もなかなかだった。時々、道路補正の工事員とすれ違ったが、頭の下がる思いである。

仏ヶ浦は存在も知らなかったが、寄って大変良かった。予定していたものがポシャって、知らなかったところがとてもよかったなんてことはよくあること。人も全然いなくてノスタルジックな世界だった。掃除のおじちゃんが、向こう側の方がいいよと教えてくれなければわからないくらいの手作り感溢れる橋を渡ると、巨大な岩に囲まれた世界が…!ちょうど満ち潮だったので、海側のゲートは閉じられてしまったが、十分満足のいくものだった。

大間崎を目指し、ひたすら走る。途中村々があるのだが、どんな仕事をして生計を立てているのかとか、冬はどうやって過ごすのだろうかとか考えていた。こんな本州の端の方にもちゃんと人が住んでいることに感動した。

 

日も暮れる頃、大間崎到着。数人観光客がいて写真などをとっていた。残念ながら北海道は霞んで見えず、強風と寒さが凄かった。一応、あのマグロは撮ってきた。周囲の食事処はやっているのかいないのか分からず、GW明けで休みならばいいのだけど、閉店しているとしたらかなり寂しい感じがする。

スーパーマエダに行くと、名古屋と全然変わらなかった。さすが日本。しかし大間だとはいえ、売っているマグロは太平洋産で、まぁ時期じゃないということもあるだろうが、本物は高い店にいくのだなぁと思う。和牛も同じ。生産者が常に牛肉を食べていることはない。

今日はなんだか疲れ、こっから先道の駅もないので、大間とむつ市の間らへんにある目の前が海の駐車場で休憩する。つもりが寝てしまい、気づいたら1時。もういいや。このまま朝を迎えようっと。

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