NZ Day16

朝の搾乳はミルカーをダブルヘッドで持つやり方で。左手は全然言うことを聞かなかった。

10時ぐらいから待ちに待った家畜市場に連れて行ってもらう。NZは基本が牧草地。草がなくなる冬前に家畜は売り、冬から春にかけてまた子牛が生まれ…というサイクルを繰り返す。また市場の価格や餌の在庫などいつ売るかも農家次第。beef farmerは市場で子牛を買った後、冬にサイレージやビート、ケールなどで育てる。

宮崎で時々競りのバイトはするものの、システムが全く違って驚いた。購買者はそんなに多くなく手競り。家畜は1頭ごとでなくペンごとで出品される。フリージアンのsteer、フリージアンで種がつかなかったheifer、F1(ヘレフォード、ギャロウェイ、アンガス、ショートホーン、マリーグレーなど様々)、今期の役目を終えたジャージーbullなど沢山。NZでは日本のように和牛、交雑種、国産牛などの価格区別はなく、全て赤身になる。アンガスのみ少しプレミアムで価格が高くなる。子牛の値段は体重にもよるが、500ドル〜1000ドルほど。和牛の10分の1以下!

…と、色々驚きつつ、英語で聞き漏らした部分もあったがとても楽しかった。

ところで、ヘレフォードとのF1は顔が白くなる優勢遺伝(たまにタイガーフェイスと言われてる斑らになってしまう奴もいるが、価格が落とされるらしい)とか、Murray Grayと言う牛についてとても興味を持った。毛がブランド色でなんともカッコよかった。日本にも色んな種類の牛がいたら楽しいのになぁ。

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引用:http://www.murray-grey.co.uk/news