岩手 Day6

昨日の夜、旅の経費を勘定していたら、自分の予算の倍くらい使っている事に気付き、ショック。まぁ、旅先で節約はしないけれども、以外とお金かかったなぁと実感した。昨日雨だと思ったから傘を買ってしまったり、券を使い切らなかったりと、もったいない事も結構してしまった。

さんりくの道の駅を7時に出て、陸前高田市にある奇跡の一本松へ行った。津波の動画は色々あるけど、自分は松の森が呑まれ、田畑がとてつもない速さで無くなっていく陸前高田の動画が一番怖いと感じる。国道45号線をずっとまっすぐ行くと、被災地に出た。8年経っても工事は続いていて、防波堤や整備のダンプが沢山往復していた。ここら辺の道路は半分以上がダンプである。一本松へは駐車場から歩いて15分。遠くからでもあることがわかったが、近くで見ると高さがあった。本物は枯死してしまったらしくレプリカだが、何千本とあった松のたった一本だけ残ったというのは、何か意味があると思う。

さらに南下し、南三陸町へ。さんさん商店街という復興シンボルの商店街へ行き、震災の写真展を見てきた。写真屋さんの一角にあるこの写真展は、南三陸出身の方が震災の日から長年に渡り復興の様子を取り続けたもので見応えがあった。防災庁舎の上に何人もの人が登り、波にのまれながら耐える様子は、凄いとしか言えない。そこからやり直そうと思えるのが強いと思う。

時間も昼をまわり、そろそろ一関を目指して、道の駅でスタンプを集めながら、ひっつみ汁とずんだシェイクを飲みながら、15時頃にレンタカーは返した。借りた時は黒なのもあってピカピカだったのに、泥はねや土埃あとでとても汚れていた。キズはつけてないけど。

駅まで送ってもらい、一関〜名古屋の乗車券を買う。郡山まで特急券をどうしようかなぁと思ったが、金もなくなってきたし、ビュンといってしまうよりも、2列ワンマンの方がたまにはいいかなぁと思って本当に思いつきでワンマンに飛び乗る。荷物が迷惑かもしれなかった。

新幹線では1時間ほどだが、4時間かけて郡山に到着。太宰治人間失格を読みながらだったので然程長いとは感じなかった。駅前のホステルで一泊する。青森で買った、ミルクカレーラーメンのインスタントが夕ご飯である。何だかまたお腹の調子が良くない。大丈夫か、わたし。

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