福島 Day1

朝はコンビニで買った朝カレーを食べ、歯を磨き、久しぶりに人間らしい生活をする。昨日デンマークのホストに送ったメールの返事と、スイスのホストを探すため、パソコン作業をしていたら、レンタカーの予約時間を少し過ぎてしまった。

最後の旅の相棒は再度、日産のシルバーのフィット。とりあえず、会津若松を目指し走っていたら、いつのまにか高速にのってしまい、焦る。まぁなってしまったのなら近くまで行こうと思ってナビに従っていたら、すぐに降りることに。なんだよ、もう。

会津付近の道路が意外にも複雑で、なんだか走りにくかった。Bluetoothが繋げないので、仕方なくラジオをかけていたら、天気予報に加え、放射線情報も流れていた。会津はまだ遠いけど、同じ福島の中で原発事故があったことを、改めて実感した。

会津に着くと、鶴ヶ城へ。天気が良いこともあり観光客も結構いて、また地元の中学生も遠足に来ていて混んでいた。幕末史と新撰組が好きなこともあり、会津にまた訪れたいと思っていたのでなかなか嬉しい。(小学校2年くらいで家族旅行で一度来た)白虎隊のことを主に取り上げていた。また八重の桜も。私は見てないのでストーリーはわからないが。無性に風雲幕末伝をやりたくなった。そんな時間はないのだけれど。歴史物は一度ハマると、書物などを読みまくって、その人物などに関わるあらゆることを調べ上げ、そうして調べ尽くしてこれ以上は分からぬ所まで来ると、熱が冷めていって、また実際に訪れたり、何か機会があるとまた熱くなってしまう、というのがお決まりである。

是非、会津蕎麦を食べたかったのに昼時の時間がずれ、営業を終えてしまった店が多く諦めた…。代わりに、赤べこ専門店に行って店のおばちゃんと話しながら赤べこを3体購入。昔ながらの牛グッズに満足である。おばちゃんは、会津の女は留守番ばっかり、男は戦争行ったり、京都に行ったりでいないことが多かった、などなど話してくれた。会津の女、って響きがいいね。それから私の友達がいわき出身で、お土産にいつも、ままどおるをくれていたのを思い出し、ちょうどお店を見つけたので、ままどおるを購入。このお菓子は本当に好き。

武士の子供達の学び舎だった日新館を見学、儒教と剣術、柔術弓道馬術、砲術をはじめとする武道、礼儀作法、書道、算術、天文学、医学、茶道、雅学など、当時の子供達が沢山学んでいたのを知り、また会津の武士たちが強く、賢く、潔かったのを知り、格好いいな、と思った。やはり日本のものを一つやっておきたいと思った。武士道を読まなくては。またこの弛んだ生活は自律しなければ、とも思った。

最後にどうしても行きたかった、新撰組斎藤一が眠る阿弥陀寺へ。周囲は城下町風の商店や主要道路が通っていて、都会の真ん中にある感じだったが、戊辰戦争が起こるずっと前から会津を見てきた阿弥陀寺には歴史があった。また戊辰戦争の戦死者も沢山祀られていた。

昼を抜いたので夜は豪華にと、有名なソースかつ丼を食べる。量があってパンパンになった。

明日の朝、磐梯山に登るため、近くの道の駅ばんだいで今夜は車中泊。明日で東北も最後である。

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