岩手 Day4

葛巻の道の駅は一般車が私だけで、3台ほど大型トラックが休憩していた。こうやって運ちゃん達は長距離を移動するのね…。夜と明け方はとても寒く、息が白くなるほどだった。

観光牧場はもういいので敢えて行かず、風力発電を見に行こうと思い高原を車で登る。皆朝早くから働き出し、車とは結構すれ違った。狭い道なので譲り合い、軽く会釈する。こういう江戸しぐさは日本人の良いところである。それから、酪農のまちだけあってあちこちに牛舎が。随分年期の入った建物が殆どだが、現役で使っていることに、またまだ離農せず農家さんが働いていることに感動した。この人たちがどっとやめてしまったら、さらに酪農家は減るだろうな。

葛巻とは別れを告げ、久慈を目指して走る。途中道の駅に寄ってスタンプとカードを集めながら。道の駅おおのでラッキーなことに銭湯があったので温まった。朝10時だというのに、4、5人ほどおばあちゃん達がいた。結構大きな道の駅で、木工クラフトや乳加工、公共牧場も近くにあって覗き見たりした。

本当は短角が見たかったし、食べたかったのだが、九戸の方にしかいないらしく諦めることに。

久慈、野田、田野畑と順番にまわって田楽やコロッケなど食べ歩きしながらスタンプを集めた。

午後に岩泉に行く。道の駅ではヨーグルトと牛乳を買っておやつにした。龍泉洞の中へ入ると、10℃位ととてもひんやりしていて、お客さんも少なく異世界に来たみたいだった。こういうケービングすると思い出すのはdescentというホラー映画である。グロテスクでトラウマに近い。そんな思いは押し殺し、地底湖を覗くと吸い込まれそうな透明だった。ずーっと前にドキュメンタリーでケービング調査員のやつを見たことがあったかと思うが、洞窟調査は危険極まりなく、閉所、暗所、高所恐怖症の人はできないし、ほんと勇気がいると思った。分からないほど怖いものはない。

岩泉まで来たので、山地酪農で有名な中洞牧場を見に行く。アポを取っていなかったので、中までは入らなかったが、道路脇にジャージーが放牧されていた。この道を通り抜けて宮古まで行くつもりだったのに、まさかの通行止め。仕方なく別の道で行くが、県道40号線が恐ろしく狭い道で、カーブ連続、独裁スイッチで消したかのように人気無さだった。しかもナビがとちくるっていて、道ではないところ走り出すものだから焦った。一回だけカブのおばあちゃんとすれ違ったが、凄いとしかいいようがなかった。

18時ごろに浄土浜到着。ほとんど人はいなかったが、港のテトラポットで釣りをしている人がいた。誰もがいない海というのはぽつねんとし、色々考えられるので良い。

今日はここでおしまいにし、明日は釜石と遠野へ行こうと思う。

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